本件土地上の建物は現に雨漏りも存在するなど各箇所に経年変化等による老朽化が著しく進んでいるものであるが、買主は本件建物を取得後すみやかに取り壊すことを目的としており、居住目的で購入するものではない。そのため、売主は建物解体費として売買代金から金200万円を値引きしている。従って本件建物に不具合や居住に適さない状況があるとしても、それらは契約不適合責任に該当するものではなく、買主は売主に対し法的請求及び金銭的請求をなしえないことを確認する。
地中埋設物の契約不適合責任の免責 ID-499
売買本件土地は2015年6月まで鉄筋コンクリート造の地上4階、地下1階の構造の商業ビル用地として使用しており、同ビルを解体した際、売主は地下5メートルまでは基礎杭が取り除かれていることを現地確認したが、それ以下の地層に基礎杭(パイル)が存在する可能性はある。買主は、本件士地を木造2階建て4棟のための分讓地として購入するものであり、地下5メートル以下の地層に基礎杭が存在したとしても同存在は契約不適合に該当するものでなく、売主に対し追完請求、代金減額請求、解除、損害賠償等の一切の貢任を問わないことを確認する。
契約不適合責任の免責 ID-497
売買売主は、自己の記億に基づき正直に本告知書に必要事項を記載したが、専門家の調査を経ていないため、あるいは現実の状況と異なることもあり得るが、買主にはそれを容認して本告知書を受領して頂くものであり、仮に本告知書の内容が現実の状況と異なるものであっても追完請求、代金減額、契約解除、錯誤取消、損害賠償等の法的請求をなし得ないこと確認する。